聞く耳持たず ハワイ ドルフィンスイム ダイアリー


今年初めて西の海に行って来ました。

朝入手した波情報よりは実際の波は小さかったのですが、海を見つめていると小さくはないうねりがあるのがわかります。

イルカは待っても来ずに、その代わり、クジラが2頭、豪快に潮を噴いてしっぽをばたばたさせている光景に出会いました。

私たちがクジラを見ていた場所が西のはずれにあるヨコハマベイ。鋪装されている道路の先には石がごろごろしている狭い道が続きます。

この道を歩いて行けば、西のはずれから北の始まりに行き着く事ができるのです。
でもこの道は鳥獣保護区の中を通っているため、通過できるのは歩く人間だけ。生態系が壊れるので犬を連れて入ってもいけない場所です。

私たちがクジラ見物をしていたこの西のはずれに1台のジープがやってきました。乗っているのは白人カップル。ハワイに観光で来ていて今日は島一周をしているようです。

なんとこのカップル、車が通過できない北に続く狭い道をジープで通過しようと試みているよう。私にどのくらい走ると北に出られるの? と聞いてきたので、ここからは鳥獣保護区になるし、道は狭くてところどころ大きな石が転がっていて、そこを迂回するためにはハワイアンの墓地の上を通過しなければならないから車では入れない道ですよ、と丁寧に教えてあげました。

でも、彼等は聞く耳持たずです。

自分達の持って来たガイドブックの地図を広げて、地図上では道が北に続いているのだから車で通過できるはず、と言って、乗ってきたジープで狭い道に入って行ってしまいました。

鳥獣保護区に車で入って行くの?
ハワイアンの墓の上を通過するの?

そんなことは彼等には関係ないようです。

限られた時間の中でいかに効率良く島を回ることだけが彼等の感心事のよう。
しかし20分もすると彼等は行った狭い道をのろのろと引き返してきました。

相当ラフな道に辟易したようです。

急がば回れ、という諺があるように、来た道を戻ってハイウェイH2に乗って、ノースに行って下さい。ここからならば、ノースまでは40分くらい。"ドライブを楽しんでね!"と手を振りながら見送りました。

*トレイルに捨てられたネコに遭遇したことがあります。ここは姥捨て山ではないのだからペットを飼うのなら、最後まで責任を持って育てないといつか野生化したペット達に人間は逆襲されるのではないでしょうか。

去年、マウイでネコよりも大きなネコ科の動物の足跡が発見されて、相当ニュースで騒がれていました。メインランドから専門家まで呼び寄せてなぞのネコ科の動物捕獲大作戦が展開されましたが、結末は捕獲されず、ネコ科の大きな足跡は謎のまま、いつしか誰もこの話をしなくなりました。

でも、私は、トレイルで人の話に耳を傾けない人に出会ったり、捨てられたペットの犬やネコに出会ったりすると、こういう事実がこの島を少しずつ、破壊に向けている要因のひとつになっているのではないかということを危惧してしまいます。

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