一月の終わりから二月にかけて沢山雨が降って、マンゴーの木には花がモリモリ咲いていました。そして日本の桜宣言と同じこの時期、マンゴーの木には花から大変身した小さな実が鈴なりになり始めました。
強い風が吹くと、か弱い小さな実は落ちてしまいます。そうして強い実だけが四月、五月の太陽の光を吸収して美味しい美味しい重たいマンゴーの実となって、野鳥や私たちを喜ばせてくれます。桜の代わりに心待ちにしているマンゴー。
マンゴーの花が大量にモリモリと咲いた年はいい波に恵まれる、という言い伝えが昔からハワイにはあります。
この時期マンゴーの木を見てわくわくしているのは私や野鳥だけではなくて、ハワイのサーファーも然りです。本当は私には、桜もマンゴーも両方手に入れたいという欲張りな願望があるのですが...
でも、ハワイに住んでいるから、花よりマンゴー、と自分に言い聞かせて納得しています。 |