今月のFORTUNE誌で、
「Real Estate Survival Guide」
という特集記事が掲載されていました。
この1〜2年、FORTUNE誌では、アメリカの不動産バブルに対してたびたび警鐘を鳴らしてきていました。昨年の秋くらいまでは、それでも価格が上昇し続けていましたので、どちらかというとスペキュレーター(投機家)のフリップ(投機目的で不動産を購入し、すぐに転売する手法)や、このブームに乗り遅れるなと不動産投資セミナーに参加する人たちを、おもしろおかしく読み物にしていました。
しかし、今回の特集はちょっと違いました。
売る人、買う人、すでに購入した人、投機している人、それぞれに向けて、はっきりと書いています。全米で起こっている、不動産価格の変動についてもリアルで興味深いものがありました(興味のある方は、書店または図書館でドウゾ)。
ただ、毎回このテの不動産関連の記事を読んでいて思うことは、どうしてハワイの不動産事情が殆ど取り上げられないのだろうということです。
本土で起こっていることは、
ハワイでは適応されないということなのでしょうか?!?
ハワイの不動産マーケットに限っては、
今後も上昇し続けるのでしょうか?
「ハワイはメインランド(本土)とは違うから」
「ハワイの不動産は、仮に下がったとしても
それは一時的なもので、価格は殆ど下がらない」
「ハワイの不動産はこれからも上がり続ける」
不動産業界関係者、ハワイのエコノミスト、不動産を購入した人、今まさに購入しようとしている人、これからも買い続けるつもりの人たちから聞こえてくるのは、こういった話ばかりです(だから買うのでしょうけど、、、)。
でも思うんですよね、単純に。
ハワイ州内の一体どこに、そんな好景気があるの?!?
そんな素朴な疑問に耳を傾ける人は殆どいません。
傾けようとしない人の言い分は、だいたいこんな感じです。
「そんなことを言っているのは所詮負け組。我々は、自由資本主義経済の元、ルールを守って生きているんだ。好きなところに住みたいのは他の人も同じ。高くて買えないとか住めないとか言っている人は、買えるように住めるようになれば良いだけのこと。世の中の動きについていけていない自分に原因があることを、もっと直視するべき。」
多分、間違ってはいません。それどころか、
個人的には(自分自身に対しては)賛成です。
これからもハワイの不動産が上がり続ける理由として、
「メインランドのお金持ちが、リタイヤ後に住む場所として、ハワイに不動産を買っている」
とか、
「中国をはじめとする世界中ののお金持ちたちが、自分の資産を海外に移し始めている。その投資先にひとつがハワイの不動産。」
などが挙げられています。要するに、
「ハワイの不動産価格は、住人の経済状態など関係なく、ハワイを含む世界中の豊かな人たちによって決められている。」
ということなのでしょうかねぇ、、、
では、その通りになったとしましょう。
10年後、ハワイにはどんな人たちが住んでいるのでしょう?
10年後、ハワイに住んでいる人たちは、どのように生活しているのでしょう?
あなたもそんな彼らと一緒に、ハワイの住人になりますか?
コメント (6)
そういうのを土地バブルと言うんですよね。日本で20年前にあったことと同じでしょう。そのうちはじけてハワイ中が(バブルに踊った人以外もおしなべて)不景気になるんじゃないでしょうか。おおこわ。
Posted by: waka moana | 2006年06月25日 16:58
日時: : 2006年06月25日 16:58
それは怖ひ、、、
Posted by: Taka | 2006年07月07日 23:46
日時: : 2006年07月07日 23:46
HGVCも、売却もしくは、ほかの会社(マリオット等)のものに、買い替えた方が、もしかしてよろしいのでしょうか?
真剣に検討中です。
Posted by: haupia | 2007年01月29日 01:37
日時: : 2007年01月29日 01:37
世界93カ国、3,700カ所の提携リゾートでしたよね?!
そういった付加価値を付けられるところは、流石ヒルトンだなと思いました(実際に利用するかどうかは人それぞれだと思いますが、、、)。
今後もヒルトンさんを利用するのであれば、そのまま持ち続けるのも良いのではないでしょうか?
イヒラニの方のタイムシェア(あれってマリオット系でしたでしょうか?!?)も、ゴルフをするとかあるいは何もしないとかといった過ごし方がお好みであれば、あっちのほうは年中カラッとしていて過ごしやすく快適でしょうね。
ヒルトンだって、ハワイ島のワイコロアなんかも利用できたりして、良いじゃないですか~!(うらやましい!)
ヒルトンのタイムシェアのプロジェクトが公開された時、僕はすぐに一部屋あたりのバリューを算出してみたのを覚えています。といっても、単に300万円を52倍しただけなのですが、、、(笑)
一年間住もうと思ったら(要は買ったのと同じような状態にしようと思ったら)、ステューディオが1億5,000万円以上になるって感じですよね。
これって、5,000万円くらいの物件を、年利8%くらいで30年ローンを組み、それを完済した時の総計と同じくらいの額ですかねぇ、、、?(かなり適当でスミマセン、、、)
ヒルトンはそれを前もって手に入れておいて(もちろん全期間が売れればですが)運営するわけですから、そりゃ~一所懸命プロモーションもするわけですよね。
自分が利用しない場合は、その宿泊権を第三者に売却できるのでしたよね? いくらくらいのバリューになるのでしょう? 仮に300万円で年に1週間利用できる権利を購入したとして、それを1泊$200で売ることができたとしたら、一年間に$1,400ですよね。ザッと15万円として、単純に20年で300万円ですよね。
あの権利って、どのくらいの期間、持ち続けられるのですか? 実際には物価も上昇するでしょうからもっと早く元が取れそうですよね!
とかなんとか考えているうちに、僕は他のことに興味が移ってしまい、HGVCのことはすっかり忘れていました。
確かに今も、ワイキキのDFSギャラリアなどで、説明会をやっていますよ(日本でもやっているのでしょうか?!)。
予算的に許される方ならば、今ならトランプタワーに興味がいくのでしょうけど、すでに完売だそうです。
ところであそこって、ホテルプールとしてバケーションレンタルとして貸せるのでしょうかね? だとしたら、自分が利用しない期間も有効に資産を運用できますもんね!
まとまりのない文章でスミマセン、、、
(このコメント欄、ボックスが小さいっすねぇ)
Posted by: Taka | 2007年01月29日 02:40
日時: : 2007年01月29日 02:40
「予約を取ることが、驚異的に取りづらい」と知ったのは、購入後でした。
PCが使えない状態だと、いろいろと不便ですし。もちろん、電話もつながりづらい。
おまけに、一番腹が立ったのが、購入後の契約の説明を聞く(聞かなければならない)電話は、フリーダイヤルで、ケータイからはつながらず、“03”で始まる電話代は、一体いくらかかったと思われますか?(ちなみに家は、関西です)。普通の企業(の感覚)であれば、折り返し電話を掛け直して来るものではないのでしょうか?
私はなるべくメモを取り、復唱しながら、HGVCの話を聞きました。とても大切な契約の話でしたので…
しかし、HGVC側は何を思ったのか、早口でまくしたて始めました。大切な契約の話を…意味が分からないところは、何度も聞き返しました。
支払いをカードの一括払いでした後、一度HGVCから説明のお電話いただいたのですが、あいにく体調が悪く、お断わりいたしました。しかし、それっきりでした。一度も電話はありませんでした。
経費を滞納してしまうところでした(遅れると、延滞金が発生するそうです)。
そして何より、一年目のポイントをパーにしてしまうところでした。
契約時の営業の方は、大変親切でしたが、それ以降のHGVCの対応には不満だらけです。
これが一般的な、アメリカ式の不動産ビジネスなのですか?
Posted by: haupia | 2007年01月29日 08:27
日時: : 2007年01月29日 08:27
アロハパークさんに、「HGVCオーナーの輪」というコミュニティがあります。
http://park.aloha-street.com/Sns/communityShowPage.do?cid=167
あ、すでに参加されていたのですね、、、
Posted by: Taka | 2007年01月30日 00:53
日時: : 2007年01月30日 00:53