ハワイの海に魅せられて、、、


ハワイのオアフ島に移り住んで18年(2009年現在)。最初の7年間は、徹底的にダイビングのインストラクターとしてお客様に様々な海の世界を案内してきました。その間に出会った海の住人は数知れず、、、

東の海、水深30mの場所で沈船ダイブを楽しんだ後、水深5mの場所でロープにつかまりながら安全停止をしている私たちを目掛けて、何を考えたのか大きなマンタがふらふらと近づいてきました。と思ったら、私たちの周りをぐるぐると踊りながら回り出したのです。

「今まで長い長い時間大海原をさまよいながら、誰とも出会うことがなくて僕、ずっとひとりだったんです、、、」

でもこうしてやっと私たちに出会えて嬉しいと言う表現をするかのごとく、彼は私たちのまわりをぐるぐると回っていました。

西の海、生徒を6人連れて水深7mのポイントでファンダイビング開始。水深が比較的浅く、海底は白い砂。朝の太陽の陽がキラキラと海底で輝き、気持ちの良いダイビング。ヨスジフエダイの群れ、ひめじの群れの中を通り抜けて遊んでいて人数確認。あれ、ひとり多いぞ、生徒の数が、、、少ないよりはいいけれど、他のダイバーのグループから間違えて私のグループに迷いこんでいたとしたら元のグループのリーダーが心配するから戻してあげないとと思い、生徒をストップさせてひとりひとりの顔を確認してまわったら、何と一番後ろにくっついてきた7人目は、人間ではなくてなんとハワイアンモンクシール(ハワイアザラシです)!

私と目が合うとなんとも気まずそうな感じでモジモジしているから、ついてくるならついてきてイイよ、と彼に合図して、ファンダイビングを再開。途中でいなくなるかと思ったらお行儀良くグループの最後部について、私たちと最後まで水中散歩を楽しみ、浅瀬でバイバイ。おまけに私が撮影していた水中ビデオにもばっちり出演。

また、ある時、体験ダイビングのお客さん3人を連れて海に入った時、イルカの鳴き声が聞こえてきました。来る来ると思っていたら、目の前に現れたイルカの群れ。体験ダイビングのお客さんは、海から上がって一言。

「見事な鮫の群れでしたね〜!」

私は返す言葉が無く、しばし無言、、、


夏になると、私たちは毎日ノースの海に出かけました。この時期のハレイワの沖は、マンタが頻繁に見ることができ、ロブスターの巣穴もお客さんに見せてあげることができたし、大きなカメにも必ず会うことができました。ハレイワを過ぎてワイメアを超えると出てくるポイントが、シャークスコーブ。ここでは洞窟ダイブを楽しむことができます。ある時ファンダイブを楽しんでいると、穴の外に尻尾が出ているではありませんか。

私は巨大アナゴだと思い、尻尾をつかんでお客さんの目の前に引き出すと、それはアナゴではなく、ブラックチップという鮫でした。私たちも驚きましたが、それ以上に驚いたのは誰でもない、昼寝をしていた鮫のほう。すごい勢いで逃げていってしまいました。



ダイビングから離れて4年間、私は海から離れて世界中を旅して回りました。そして再び戻ってきたハワイで、今度はダイビングではなく、シュノーケルという手段を使い、すっかり干上がった身体を海の水で癒し始めました。

ある5月の一日、西の小さな湾でイルカと泳ぎました。ここのイルカは遊び道具を持ってきて、私と遊んでくれました。マンタが淋しさのあまり近寄ってきたり、ハワイアンモンクシールが人間と一緒にファンダイブを楽しんだり、イルカがおもちゃを持ってきたり、、、

日常の生活では想像もつかないようことが起こるこの海で、すてきな一日を過ごしてみませんか?

ここハワイの海では、ダイビングのように深く潜らなくても、様々な水中生物が私たちに会いにきてくれます。そんなオアフ島の海で、シュノーケルを楽しみながらイルカやカメと遊ぶことができる、少人数でのプライベートなツアーを始めることにしました。

3月から10月にかけて西や北の海が穏やかになるこの時期に、ハワイで野生のイルカたちを間近で見てみたくなったら、どうぞ私を思い出してくださいね。

Maki   



一日4名様まで、それも週末(金、土、日曜日)限定という、極々私的でプライベートなドルフィンスイムにご案内します。
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