ステルス機がハワイで爆撃訓練を実施 2007年11月25日〜2007年12月1日 Vol.2 No.47
キラウエア火山の新溶岩流
ハワイ島キラウエア火山の新溶岩流が、山麓のロイヤルガーデン地区に近づいています。このため、同地区の住人に対し、火山観測所の観測報告に留意するよう、呼びかけられています。
11月21日の水曜日に観測された新溶岩流は、今年7月の噴火で流出した溶岩流のそばで、大きな流れを起こしています。また、プウオオ(Pu'u O'o)火口近くで観測されているパホエホエ(Pahoehoe: 滑らかな)溶岩流は流れが速く、21日の朝の時点では、時速250mの速さで進んでいることが報告されています。
溶岩流が近づいているロイヤルガーデン地区には、不定期にキャンプをしている人が居るくらいで、現在ほとんど住人はいません(火山観測所の関係者によると、住人はおそらく1人)。
ロイヤルガーデン地区へ続く道路はすでになくなっているため、民間防衛局(Civil Defense)では、ヘリコプターを使い、同地区に住んでいる可能性のある人へ、避難警告を促しています。
今回の新溶岩流、ハワイ島にペレの神様がいるとしたら、これは喜んでいるのでしょうか? それとも怒っているのでしょうか? それにしても、このロイヤルガーデン地区にひとりで住んでいるとみられる住民の方、気になります。どうして住んでいるのでしょうね?
ホノルルハレのクリスマスツリー
ホノルルの冬の風物詩、ホノルルシティライツのクリスマスツリーが、11月16日の金曜日にホノルルハレ(市庁舎)前に設置され、デコレーションが施されながら、12月1日(土曜日)に開催される点灯式の準備が進められています。
今年のクリスマスツリーは、ミリラニの住宅地から切り出された高さ70フィートのもの。選ばれた木は、1983年に白血病で死亡した少女の追悼のために家族が植樹したノーホーク松です。70フィートの高さも、そしてその枝ぶりも、ホノルルシティライツのツリーに相応しい美しい木として選出されました。
ただ切り倒されるだけでなく、多くの人々が楽しむことができるのは素晴らしく、長年付近の住人を楽しませてくれたように、たくさんの人たちを楽しませてくれるだろうと、周辺の住人たちの声は皆一致していたようでしたが、唯一、この木の隣りに住み、木を切り出さないようホノルル市に陳情書を書いたという女性だけは、ホノルルハレは美しい木を手に入れるが、私たちは永遠に木を失うと訴えたそうです。
ホノルルシティライツのクリスマスツリーを見に行かれる方は、アタマの片隅にで良いので、このことを覚えておいておくと、ツリーを見上げる時に何か感じるかもしれませんね。メレ カリキマカ。
Honolulu City Lights, City and County of Honolulu
www.honolulu.gov/csd/citylights/
クリスマスツリーにスズメバチ
アメリカ本土からハワイに到着した、シーズン最初のクリスマスツリーからスズメバチが発見され、当局に没収されてしまいました。
モミやイトスギなど、クリスマスツリーに使われる木は寒冷地でしか育ちませんので、ハワイでは、クリスマスツリーのほとんどを本土から輸入しています。今年の第一弾として11月17日にハワイに届いたクリスマスツリーは、4個の冷却コンテナにそれぞれ300本ずつ、計1,200本が詰められていました。
しかし、そこからスズメバチが見つかったため、すべて処分されてしまいました。ハワイでは、現在、ハワイに生息している動植物を保護するといった観点から、生態系を壊す恐れのある植物や昆虫、動物が入り込まないよう、非常に厳しく監視しています。
今回、クリスマスツリーから見つかったスズメバチはハワイの在来種ではなく、数年前にハワイでも発見され、ハワイ特有の植物や鳥類の脅威になっているそうです。
毎年、このシーズンになると15万本のクリスマスツリーを輸送するというハワイの海運会社、マトソン(Matson Navigation Company)にも、ハワイに住む、クリスマスを楽しみにしているたくさんの人たちから、早急な対応を期待されています。
あ、されたの?!
良かったぢゃ〜ん、、、
(編集後記をご参照ください)
Matson
www.matson.com
KONISHIKIのイージーイングリッシュ
「ハワイへ旅行中に、現地でもっと英語が聞けて話せたら、、、」
ハワイ旅行をフツウの観光で終わらせたくないあなた、ワンステップ上のハワイ旅行を楽しみたいあなたのために、世界の名作を読みながら楽しく英語をマスターする、「KONISHIKIイージーイングリッシュ」という英会話プログラムを開発しました。
実はハワイにも何年か前に出資した会社がありまして、この英会話プログラムを数年かけて開発してきました。パートナーのひとりに、ハワイ大学の中にあるカリキュラムリサーチアンドデベロップメントグループという研究機関にて、アメリカの子供たちのための教育カリキュラムを開発していた、ロレッタクラウスという博士がいます。
ここでは様々な科目の教育カリキュラムが開発され、それをLABスクールと呼ばれる学校で、実際にカリキュラムに取り入れ検証されます。ひとたびその効果が認められると、ハワイだけではなく、全米の学校でもその教育カリキュラムが実施されるのです。アメリカの教育カリキュラムを開発する機関に従事していた人たちが、英語を学ぼうとしている外国人のために、英語の教材を開発したというわけです。
そこで採用された英単語は、教育関係者の間ではもう随分前から知られていたものが採用されました。「VOAスペシャルイングリッシュ」です。最初から何万とある英単語を覚えるのではなく、まずは1,500個の単語から始めようというのが特徴です。大切なのは、「学び方」なのですね。
「KONISHIKIイージーイングリッシュ」は、このVOAスペシャルプログラムを利用し、「世界の名作」をテーマに、たった1,500個の基本英単語をもとにすべて書き直しました。単語の意味をイメージするヒントになるように、アーティストによるイラストを作成し、さらに、ネイティブスピーカーにより、ストーリーを朗読してもらいました。
世界の名作の中から厳選した皆さんもよくご存知の作品を、それぞれ、PDFファイル、MP3音声ファイル、SWFフラッシュファイル、iPodなどで利用できるMP4ファイル、携帯電話などで利用できる3GPPファイルにしたものを、すべてセットにしました。
PDFファイルをプリントアウトして読むのはもちろん、音声ファイルをポータブルメディアプレイヤーに入れて通勤の際に聴いたり、フラッシュファイルを利用してコンピュータでじっくりとインタラクティブに読み聴くこともできます。
ところで、なんでKONISHIKI(小錦)なの?!?
良い質問です! 詳しくは、以下のURLよりドウゾ。
VOAスペシャルイングリッシュ : KONISHIKI EASY ENGLISH
www.alohaclub.com/KonishikiEasyEnglish/
ハワイの今週の天気予報
www.alohaclub.com/weekly_hawaii/hawaii_news_071125_47.html
◎: 編集後記
サンクスギビングデイも終わり、街中クリスマスモード一色になりました。
ワイキキは色とりどりにライトアップされ、更に雰囲気が盛り上がっています!
ショッピングセンターなどでは、クリスマスツリーの販売が始まっています。今年はメインランドから船で運搬されたツリーからスズメバチが発見されたりして大騒ぎになりましたが、それもすべて駆除されたようでひと安心です。
クリスマスツリー用に設置された特設テントの中は、フレッシュツリーのグリーンの香りが溢れていて、酔ってしまいそうなほどです(笑)。
あっそうそう! クリスマス用のデコレーションアイテムは、日本よりかなりお得なお値段で手に入れることができます。ハワイアンスタイルのツリーオーナメントやクリスマスグッズも、この時期ならではのハワイの良いお土産ですね!
(元添乗員)
AP通信によると、有事の際、北朝鮮に対して空爆を行うためにグアムに配備された、アメリカ空軍のB2ステルス爆撃機2機が、11月22日に、初めてハワイで爆撃訓練を実施しました。
これまで模擬爆撃訓練を実施してきたB2ステルス爆撃機は、11月22日にグアム基地を出発し、往復18時間に渡って爆撃訓練を行う間、オハイオ州防衛軍所属の空中給油機から太平洋上空8,000メートルで空中給油を受けながら、ハワイ島のポハクロア訓練場にて、900キログラムの訓練用爆弾6発を投下しました。
アメリカ空軍は、これまで、ハワイやアラスカなどでB2ステルス爆撃機の飛行訓練は実施してきましたが、爆弾投下訓練は今回が初めてです。
B2ステルス爆撃機は、敵軍のレーダー追跡を回避後、目標物に接近して正確に爆撃する機能を備えています。
アメリカ合衆国は、北朝鮮核施設の年内無能力化を前提に、テロ支援国家指定の解除を約束し(日本としては、拉致問題をおざなりにしたままの北朝鮮に対して、アメリカがテロ支援国家指定を解除しようとしていることに、猛烈に反対しているところですが)、政治的な関係改善を模索しているものの、軍事的には依然として北朝鮮を主要な敵国と想定しています。
アメリカ空軍による今回の爆撃訓練の実施は、軍事訓練をおろそかにしていないということをアピールする意図があると思われます。
アメリカ空軍は、今年の10月の初め(10月7日)に、イラクやアフガニスタン戦に伴う戦力の空白を埋めるとともに、北朝鮮に対する抑止力強化のため、グアムにB2ステルス爆撃機を4機配備しました。
10月14日付けのメールマガジンでも書きましたが、12月17日の週には、日本もミサイルの試射実験をハワイのカウアイ島沖で実施します。
ハワイ沖で日本がミサイルの試射実験を実施
www.alohaclub.com/2007/10/2007101420071020-vol2-no41.html
海上自衛隊のイージス艦「こんごう」(長崎県佐世保基地)に搭載した、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の試射実験の目的は、北朝鮮などの弾道ミサイル対処のためだそうです。
今回のアメリカ空軍による爆撃訓練、そしてこれから行われる日本の試射実験で、北朝鮮までもが何らかのアピールをしたりしないことを、ここハワイより祈っています。
って、調子の良いハナシですよね?
(Taka)
B-2 bomber
HILL AIR FORCE BASE, Utah -- A B-2 Spirit drops 32 inert Joint Direct Attack Munitions Aug. 27 at the Utah Testing and Training Range here.
Over the Pacific
A B-2 Spirit moves into position for refueling from a KC-135 Stratotanker over the Pacific Ocean on Tuesday, May 30, 2006. The B-2 is from the 509th Bomb Wing at Whiteman Air Force Base, Mo., and the KC-135 is from the Pennsylvania Air National Guard's 171st Air Refueling Wing at the Pittsburgh International Airport. The bomber is part of Pacific Command's continuous bomber presence in the Asia-Pacific region. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Bennie J. Davis III)
Joining forces
ANDERSEN AIR FORCE BASE, Guam -- F-15E Strike Eagles and a B-2 Spirit bomber fly in formation over the base. The Strike Eagles are with the 391st Expeditionary Fighter Squadron from Mountain Home Air Force Base, Idaho. The bomber is from the 325th Expeditionary Bomb Squadron from Whiteman AFB, Mo. (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Cecilio Ricardo)
Air Force Link - Photos
www.af.mil/photos/
ハワイ島キラウエア火山の新溶岩流が、山麓のロイヤルガーデン地区に近づいています。このため、同地区の住人に対し、火山観測所の観測報告に留意するよう、呼びかけられています。
11月21日の水曜日に観測された新溶岩流は、今年7月の噴火で流出した溶岩流のそばで、大きな流れを起こしています。また、プウオオ(Pu'u O'o)火口近くで観測されているパホエホエ(Pahoehoe: 滑らかな)溶岩流は流れが速く、21日の朝の時点では、時速250mの速さで進んでいることが報告されています。
溶岩流が近づいているロイヤルガーデン地区には、不定期にキャンプをしている人が居るくらいで、現在ほとんど住人はいません(火山観測所の関係者によると、住人はおそらく1人)。
ロイヤルガーデン地区へ続く道路はすでになくなっているため、民間防衛局(Civil Defense)では、ヘリコプターを使い、同地区に住んでいる可能性のある人へ、避難警告を促しています。
今回の新溶岩流、ハワイ島にペレの神様がいるとしたら、これは喜んでいるのでしょうか? それとも怒っているのでしょうか? それにしても、このロイヤルガーデン地区にひとりで住んでいるとみられる住民の方、気になります。どうして住んでいるのでしょうね?
ホノルルハレのクリスマスツリー
ホノルルの冬の風物詩、ホノルルシティライツのクリスマスツリーが、11月16日の金曜日にホノルルハレ(市庁舎)前に設置され、デコレーションが施されながら、12月1日(土曜日)に開催される点灯式の準備が進められています。
今年のクリスマスツリーは、ミリラニの住宅地から切り出された高さ70フィートのもの。選ばれた木は、1983年に白血病で死亡した少女の追悼のために家族が植樹したノーホーク松です。70フィートの高さも、そしてその枝ぶりも、ホノルルシティライツのツリーに相応しい美しい木として選出されました。
ただ切り倒されるだけでなく、多くの人々が楽しむことができるのは素晴らしく、長年付近の住人を楽しませてくれたように、たくさんの人たちを楽しませてくれるだろうと、周辺の住人たちの声は皆一致していたようでしたが、唯一、この木の隣りに住み、木を切り出さないようホノルル市に陳情書を書いたという女性だけは、ホノルルハレは美しい木を手に入れるが、私たちは永遠に木を失うと訴えたそうです。
ホノルルシティライツのクリスマスツリーを見に行かれる方は、アタマの片隅にで良いので、このことを覚えておいておくと、ツリーを見上げる時に何か感じるかもしれませんね。メレ カリキマカ。
Honolulu City Lights, City and County of Honolulu
www.honolulu.gov/csd/citylights/
クリスマスツリーにスズメバチ
アメリカ本土からハワイに到着した、シーズン最初のクリスマスツリーからスズメバチが発見され、当局に没収されてしまいました。
モミやイトスギなど、クリスマスツリーに使われる木は寒冷地でしか育ちませんので、ハワイでは、クリスマスツリーのほとんどを本土から輸入しています。今年の第一弾として11月17日にハワイに届いたクリスマスツリーは、4個の冷却コンテナにそれぞれ300本ずつ、計1,200本が詰められていました。
しかし、そこからスズメバチが見つかったため、すべて処分されてしまいました。ハワイでは、現在、ハワイに生息している動植物を保護するといった観点から、生態系を壊す恐れのある植物や昆虫、動物が入り込まないよう、非常に厳しく監視しています。
今回、クリスマスツリーから見つかったスズメバチはハワイの在来種ではなく、数年前にハワイでも発見され、ハワイ特有の植物や鳥類の脅威になっているそうです。
毎年、このシーズンになると15万本のクリスマスツリーを輸送するというハワイの海運会社、マトソン(Matson Navigation Company)にも、ハワイに住む、クリスマスを楽しみにしているたくさんの人たちから、早急な対応を期待されています。
あ、されたの?!
良かったぢゃ〜ん、、、
(編集後記をご参照ください)
Matson
www.matson.com
KONISHIKIのイージーイングリッシュ
「ハワイへ旅行中に、現地でもっと英語が聞けて話せたら、、、」
ハワイ旅行をフツウの観光で終わらせたくないあなた、ワンステップ上のハワイ旅行を楽しみたいあなたのために、世界の名作を読みながら楽しく英語をマスターする、「KONISHIKIイージーイングリッシュ」という英会話プログラムを開発しました。
実はハワイにも何年か前に出資した会社がありまして、この英会話プログラムを数年かけて開発してきました。パートナーのひとりに、ハワイ大学の中にあるカリキュラムリサーチアンドデベロップメントグループという研究機関にて、アメリカの子供たちのための教育カリキュラムを開発していた、ロレッタクラウスという博士がいます。
ここでは様々な科目の教育カリキュラムが開発され、それをLABスクールと呼ばれる学校で、実際にカリキュラムに取り入れ検証されます。ひとたびその効果が認められると、ハワイだけではなく、全米の学校でもその教育カリキュラムが実施されるのです。アメリカの教育カリキュラムを開発する機関に従事していた人たちが、英語を学ぼうとしている外国人のために、英語の教材を開発したというわけです。
そこで採用された英単語は、教育関係者の間ではもう随分前から知られていたものが採用されました。「VOAスペシャルイングリッシュ」です。最初から何万とある英単語を覚えるのではなく、まずは1,500個の単語から始めようというのが特徴です。大切なのは、「学び方」なのですね。
「KONISHIKIイージーイングリッシュ」は、このVOAスペシャルプログラムを利用し、「世界の名作」をテーマに、たった1,500個の基本英単語をもとにすべて書き直しました。単語の意味をイメージするヒントになるように、アーティストによるイラストを作成し、さらに、ネイティブスピーカーにより、ストーリーを朗読してもらいました。
世界の名作の中から厳選した皆さんもよくご存知の作品を、それぞれ、PDFファイル、MP3音声ファイル、SWFフラッシュファイル、iPodなどで利用できるMP4ファイル、携帯電話などで利用できる3GPPファイルにしたものを、すべてセットにしました。
PDFファイルをプリントアウトして読むのはもちろん、音声ファイルをポータブルメディアプレイヤーに入れて通勤の際に聴いたり、フラッシュファイルを利用してコンピュータでじっくりとインタラクティブに読み聴くこともできます。
ところで、なんでKONISHIKI(小錦)なの?!?
良い質問です! 詳しくは、以下のURLよりドウゾ。
VOAスペシャルイングリッシュ : KONISHIKI EASY ENGLISH
www.alohaclub.com/KonishikiEasyEnglish/
ハワイの今週の天気予報
www.alohaclub.com/weekly_hawaii/hawaii_news_071125_47.html
◎: 編集後記
サンクスギビングデイも終わり、街中クリスマスモード一色になりました。
ワイキキは色とりどりにライトアップされ、更に雰囲気が盛り上がっています!
ショッピングセンターなどでは、クリスマスツリーの販売が始まっています。今年はメインランドから船で運搬されたツリーからスズメバチが発見されたりして大騒ぎになりましたが、それもすべて駆除されたようでひと安心です。
クリスマスツリー用に設置された特設テントの中は、フレッシュツリーのグリーンの香りが溢れていて、酔ってしまいそうなほどです(笑)。
あっそうそう! クリスマス用のデコレーションアイテムは、日本よりかなりお得なお値段で手に入れることができます。ハワイアンスタイルのツリーオーナメントやクリスマスグッズも、この時期ならではのハワイの良いお土産ですね!
(元添乗員)
AP通信によると、有事の際、北朝鮮に対して空爆を行うためにグアムに配備された、アメリカ空軍のB2ステルス爆撃機2機が、11月22日に、初めてハワイで爆撃訓練を実施しました。
これまで模擬爆撃訓練を実施してきたB2ステルス爆撃機は、11月22日にグアム基地を出発し、往復18時間に渡って爆撃訓練を行う間、オハイオ州防衛軍所属の空中給油機から太平洋上空8,000メートルで空中給油を受けながら、ハワイ島のポハクロア訓練場にて、900キログラムの訓練用爆弾6発を投下しました。
アメリカ空軍は、これまで、ハワイやアラスカなどでB2ステルス爆撃機の飛行訓練は実施してきましたが、爆弾投下訓練は今回が初めてです。
B2ステルス爆撃機は、敵軍のレーダー追跡を回避後、目標物に接近して正確に爆撃する機能を備えています。
アメリカ合衆国は、北朝鮮核施設の年内無能力化を前提に、テロ支援国家指定の解除を約束し(日本としては、拉致問題をおざなりにしたままの北朝鮮に対して、アメリカがテロ支援国家指定を解除しようとしていることに、猛烈に反対しているところですが)、政治的な関係改善を模索しているものの、軍事的には依然として北朝鮮を主要な敵国と想定しています。
アメリカ空軍による今回の爆撃訓練の実施は、軍事訓練をおろそかにしていないということをアピールする意図があると思われます。
アメリカ空軍は、今年の10月の初め(10月7日)に、イラクやアフガニスタン戦に伴う戦力の空白を埋めるとともに、北朝鮮に対する抑止力強化のため、グアムにB2ステルス爆撃機を4機配備しました。
10月14日付けのメールマガジンでも書きましたが、12月17日の週には、日本もミサイルの試射実験をハワイのカウアイ島沖で実施します。
ハワイ沖で日本がミサイルの試射実験を実施
www.alohaclub.com/2007/10/2007101420071020-vol2-no41.html
海上自衛隊のイージス艦「こんごう」(長崎県佐世保基地)に搭載した、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)の試射実験の目的は、北朝鮮などの弾道ミサイル対処のためだそうです。
今回のアメリカ空軍による爆撃訓練、そしてこれから行われる日本の試射実験で、北朝鮮までもが何らかのアピールをしたりしないことを、ここハワイより祈っています。
って、調子の良いハナシですよね?
(Taka)
B-2 bomber
HILL AIR FORCE BASE, Utah -- A B-2 Spirit drops 32 inert Joint Direct Attack Munitions Aug. 27 at the Utah Testing and Training Range here.
Over the Pacific
A B-2 Spirit moves into position for refueling from a KC-135 Stratotanker over the Pacific Ocean on Tuesday, May 30, 2006. The B-2 is from the 509th Bomb Wing at Whiteman Air Force Base, Mo., and the KC-135 is from the Pennsylvania Air National Guard's 171st Air Refueling Wing at the Pittsburgh International Airport. The bomber is part of Pacific Command's continuous bomber presence in the Asia-Pacific region. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Bennie J. Davis III)
Joining forces
ANDERSEN AIR FORCE BASE, Guam -- F-15E Strike Eagles and a B-2 Spirit bomber fly in formation over the base. The Strike Eagles are with the 391st Expeditionary Fighter Squadron from Mountain Home Air Force Base, Idaho. The bomber is from the 325th Expeditionary Bomb Squadron from Whiteman AFB, Mo. (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Cecilio Ricardo)
Air Force Link - Photos
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